激動の大正時代とは?
第一次世界大戦にともなう好景気が始まり、ガス・水道・電気が各家庭に普及され西洋風の生活様式も定着して、現代の私たちのライフスタイルの原型ともいうべき生活が形成されていった。
都市文化、大衆文化が花開き「大正モダン」と呼ばれる華やかな時代で、女性の就労も増え断髪で洋装のモガ(モダンガールの略。男性はモボ)が登場した。
この様な生活様式や流行などを総称して、「大正ロマン」と呼ばれている。
18世紀末から19世紀にかけてヨーロッパで流行した「ロマン主義」の影響を受けており、個人の尊重や恋愛などの感情の動きをありのままに表現することを重視した考えだ。
大正時代に流行した「いのち短し恋せよ乙女」という歌詞や大正ロマンを代表する画家「竹久夢二」の美人画からもうかがうことができる。