地域に開かれたお寺
曹洞宗は、禅宗の一つで、鎌倉時代に道元が中国から日本へ伝えたといわれている。大両本山は、福井県の大本山永平寺と神奈川県の大本山總持寺である。坐禅を修行の中心に据え、只管打坐という、ただひたすら坐禅を行うことを最も重視し、坐禅の状態で日常生活を生きていくことを説いている。
およそ350年前に建立された圓頂寺は、由緒あるお寺でありながらも、地域に開かれた親しみのあるお寺だ。宗教施設はもちろんのこと、お寺の本来の役割である地域の拠点、心の拠り所として機能させていきたいとご住職は語る。
そのために、坐禅会や写経会、ヨガ教室、精進料理などの各種体験や、外国人参禅者の受け入れも行っている。ご住職は若かりし頃、海外のお寺で修業を積んだ経験があり、それを活かしてユニークな発想で様々な国の人達と交流をはかっている。