横道獅子舞の由来
恵南地域には、上矢作町の横道獅子舞保存会の他、山岡町の白山比咩(しらやまひめ)神社獅子舞保存会、岩村町獅子舞保存会などそれぞれの町で継承されており、後継者の育成や獅子芝居の伝承、振興を目的に活動している。
平成29年11月には、上矢作コミュニティセンターで、第17回岐阜県獅子芝居公演が開催され、多くの観客で賑わった。
横道獅子舞以外では、恵那市山岡町、岩村町、中津川市加子母、羽島郡岐南町、下呂市小坂町が参加し、秋の紅葉の深まる中獅子芝居に酔いしれた。
横道獅子舞の由来は、昭和10年恵那郡上村(恵那市上矢作町)横道の万光寺の大般若会の時、龍田賢明住職が出身の恵那郡下手向(山岡町)の獅子舞連を招き、獅子芝居公演を行った。それを機に、地域の人達が横道獅子舞の会を発足させ、稽古して自ら上演するようになったのが始まりだ。太平洋戦争中の昭和17~20年は中止していたが、戦後の昭和22年に復活した。その後保存会が設立され現在まで、地元や各地で公演をしている。
昭和52年に上矢作町の無形民俗文化財に指定され、平成16年の恵那市合併により、恵那市の指定無形文化財となった。