日本三大地歌舞伎とは?
一つ目は相模地方の歌舞伎、二つ目は美濃地方の歌舞伎、三つ目は播州歌舞伎(今の兵庫県)の三地方を指しており、近年、地歌舞伎復活の動きが大きくなっているそうだ。岐阜県内では東濃地方が最も多く、恵那市山岡町の地歌舞伎も大変熱が入っている。
美濃地方の地歌舞伎の芸風は、大変興味深い。江戸時代に、役者衆が京都と江戸を結ぶ中山道を行き来していた。その影響を受けて、大阪歌舞伎の芸風が入り交じり、江戸にも上方にもない面白い「型」の芸風が残されている。そして、演じる役者衆は地元の人達であり、工夫を重ねて観客に喜んでもらえるように、人情味あふれる舞台になっている。