白山神社の由来
白山比咩神社は、山岡町下手向の雲路山にある神社で、祭神は菊理姫神(くくりのかみ)・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉命(いざなみのみこと)・天照大神(あまてらすおおみかみ)・豊受姫大神(とようけのおおみかみ)の五神である。
白山比咩神社は、もとは白山神社と呼ばれ、いつ頃創建されたのかはっきりとはわからない。しかし、かなり古くからある神社だといわれている。天正年間に、武田勝頼が岩村城を攻めるために東濃地方へ侵攻。この時に白山神社が兵火によって焼失した。その後天正3年(1575)に仮殿を造営したと伝えられている。また、14カ村のかなり広い範囲の、土地や村々を鎮護する役目もあったそうだ。
その後数々の変遷があり、明治44年5月に下手向荒木に祀られていた神明神社を白山神社に奉遷して合祀し、7月に白山神社を「白山比咩神社」と改称した。