日本一の農村景観は展望台から一望できる
その農村景観は、岩村の城下町の北東にあり、東から西に少し傾斜した穏やかな盆地にあり、岩村城跡を支える城山や水晶山の山並みを背景に、瓦と白壁の農家、土蔵などが水田の中に程よく点在している。
四季を通しての景色の移り変わりは素晴らしく、春の鶯の鳴き声、木々の色合いや、夏の水田と青空に広がる白い雲とのコントラスト、秋の黄金色に輝く稲穂、冬の凍てつく寒さや雪景色が郷愁を誘う。
農村景観日本一の称号は、1989年、全国の環境問題を研究している国土問題研究会京都教育大学の木村教授(岩村町出身)により提唱され、『日本一』に選ばれた。それをきっかけに、マスコミ、メディアが一斉に報じ、一躍脚光を浴びた。「第7回日本のむら景観コンテスト」の集落部門では、農林水産大臣賞(最高賞)を受賞している。
そんな日本一の農村景観は展望台から一望できる。
見渡す景観は、世代や歩みを進めた人生で、見え方や感じ方がそれぞれ違うかもしれない。あなたの心には、どんな想いがこみ上げてくるだろうか。