STORY 恵南地方にまつわる50の物語

岩村町 岩村城下町

昔ながらの風情を残す「ホンモノ」の城下町

岩村町岩村本通り(国の重要伝統的建造物群保存地区)

岩村町岩村本通りは、商家の町並みとして国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、江戸・明治・大正・昭和初期の歴史ある建造物が数多く残る。
国の保存地区でありながら、商店が軒を連ね、観光地化されすぎておらず、生活感が感じられる町並みとして、ホンモノ志向のお客様が何度も訪れる場所だ。

貴重な町並みを保存

明知鉄道岩村駅から岩村城跡に向かう歴史の町並みは、かつて織田信長の叔母「女城主」が治めていた城下町。岩村本通りは、往時の面影を色濃く残す商家の町並みとして平成10年4月に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された。
岩村は江戸時代に東濃地方の政治・経済・文化の中心として栄えた城下町で、町家群が周辺の環境と一体となり特色ある景観を伝えている。
町の中を流れる岩村川を挟んで北側には武家町、南側に町人町があり、城下町の坂の上のほう上町(かんまち)と呼ばれ、辺りには今でも江戸時代の建物が多く残っている。
岩村城へと向かうなだらかな坂の両側には、当時の趣を残した町家が軒を連ね、いわゆる「うなぎの寝床」といわれる間口が狭く南北に細い敷地で奥行きが深い造りをしている。

商家や旧家、大名屋敷や城壁の外壁にもよく見られる土壁の「ナマコ壁」や格子戸、屋根の付いた看板など風情のある意匠が随所に見られ、カメラ片手に歴史散策を楽しむにはぴったり。
江戸城下町の館「勝川家」や工芸の館「土佐屋」、江戸時代の町家「木村邸」など当時の暮らしを体感できるのも大きな魅力だ。

長閑な風に吹かれて城下町を歩いていると、商店や各家庭の玄関先に紺のれんが掛けてあり女性の名前が記してあるのに気づく。「女城主の里」にちなんでそれぞれの家の女将の名前が記してあるそうだ。

風に揺れるのれんを眺めながら、女城主に想いを馳せる。

全長1.3㎞に渡る本通りには、老舗の造り酒屋や五平餅、カステラが美味しい菓子店などがと店をかまえ、レトロな雰囲気を味わいながら食べ歩きを楽しむことができる。200年の歴史を誇る「岩村醸造」では、町の歴史を今に伝える日本酒「女城主」が人気で酒蔵見学も可能。見学後はカウンターで試飲も楽しめほろ酔い気分での散策も格別だ。

朝ドラのロケ地に

岩村本通りの西町商店街は、平成30年度前期のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」のロケ地となり、全国的に一躍有名になった。
商店街にドラマの時代設定に合わせて昭和レトロなオープンセットが組まれ、1970~80年代の商店街の雰囲気が再現され大規模なロケが行われた。ドラマの中では岐阜県東美濃市梟町にある「ふくろう商店街」として幾度となく登場している。

また、ドラマのなかでキーアイテムとして何度も登場したのが、郷土料理の「五平餅」。通りを歩いていると五平餅のいい匂いが漂ってくる。ドラマ効果で人気に火がつき、休日となれば、五平餅を求めて今も休日ともなれば長蛇の列ができる程だ。

城下町を舞台にしたイベント

【いわむら城下町のひなまつり】
毎年3月1日から4月3日に開催される「いわむら城下町のひなまつり」は、歴史の町並みである岩村本通りを中心とした110箇所に約3,500体を超えるおひなさまを展示・公開する地域最大級のひなまつり。
江戸時代から伝わる由緒あるおひなさまや藩主邸にまつわる古今雛、装飾が見事な御殿雛など、多種多様なおひなさまが各所に展示され、岩村町の春の風物詩となっている。

【いわむら城下おかげまつり】
11月の第1日曜日には「いわむら城下おかげまつり」が開催される。岩村町の秋の大賑わい市で、たくさんの雑貨や飲食店などが並ぶ。

【「半分、青い。」ロケ地 ふくろうまつり】
ドラマ「半分、青い。」の時代設定に合わせ、町並みを昭和色に演出する「ふくろうまつり」は不定期で開催。ドラマのふくろう商店街の舞台となった西町商店街を、昭和の名車や自動販売機・家電・ポスターなどを展示して昭和色を演出。ドラマの世界観を再現している。
もともと風情ある町並みに昭和の物品等を展示することにより、風景と品々がほどよくマッチし、お互いがより魅力的に輝く独特の雰囲気を楽しむことができる。


岩村城下町は素朴だが、わざと作られていない本物の城下町。
町並みの家々と人々の生活が交差し、歴史と暮らしを伝えている温かみのある町だ。

INFORMATION

名称
岩村城下町
場所
岐阜県恵那市 岩村町
お問合せ先
0573-43-3231 (恵那市観光協会岩村支部)

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