有形遺産
岩村城は恵那市岩村町の市街地東方約1.3km、標高717mの城山に構築されている。尾張、三河、信濃及び遠江の四方に通じる要衝の地に位置するこの城は、自然の要害を利用して築かれており、大和の高取城と並んで日本でも有数の山城である。 源頼朝の近臣加藤景廉によって文治元年(1185)に築かれたともいわれ、寛永年間から元禄年間に丹羽氏が5代約65年間にわたって居城した後は、廃藩置県により廃城になるまで、松平氏が7代約170年間にわたって居城した。