有形遺産
串原地区の中でも、石仏の数が多い木根地区では、毎年4月に弘法さんのお堂でお日待ちが行われる。その木根公会堂には、本尊の観音像が安置されており、地区の人々が食事をしながら観音像を祀る。
また、ここには様々な形をした石仏群がある。見晴らしのよい高台に建立されており、夕日に照らされた石仏群は、まるで集落を見守っているようにも見える。
串原の石仏群には様々なものがあり、大日如来、阿弥陀如来、観世音菩薩などが祀られている。木根地区の南の山頂に、浮彫り座像の胎蔵界大日如来と文字碑の二体があり、この大日如来に願懸けをすると、願いが叶うとされ多くの信者を得た。遠く小原村からも参詣人があり、大変にぎわったそうだ。