有形遺産
【築城・存続】
16世紀前葉~中葉か
【標高】
485m( 比高 10m)
【主な城主】
遠山馬場氏か
城跡は小規模ながら比高10mと比較的簡単に遺構を観察することができる。
恵那市の中でも山岡町の遺跡は歴史の詳細がよくわかっていないが、狭い範囲の中に明瞭な遺構を数多く見ることができる。
城主は遠山氏。
【来歴】
『丹羽氏聞書』には「山田城主 和田馬場殿」とある。室町中期には、奉公衆(室町幕府の直属軍)の五番に、この地を名字の地とする遠山馬場孫六がおり、その後裔かもしれない。
所在地の小字地名は「釡井(かまい)」で、城館を示す「構(かまえ)」が転化したものかもしれない。
【城の概要】
小里川とその支流が開析した比高10mの丘陵上に立地する方一町(約100m)の方形館である。
北辺は段丘崖、東辺・北辺は土塁によって画されており、東西の土塁上には櫓台状の張り出しがある。南辺は宅地となり不明瞭である。
※2023年3月、案内文修正。
※2021年度に案内看板設置、主郭までの道順がわかりやすくなりました。