無形遺産
現在、中山太鼓で使われる横笛については、竹の切り出し、乾燥、磨き上げ、加工、漆塗りに至るまで、串原在住の大島氏が一手に担っている。
もともとは趣味で始めたものだったのが、中山太鼓で使われる笛を供給していた製造先がなくなってしまい、氏製作による笛を使ってみたところ大変出来がよく、使われる様になり、20年以上経っている。笛を収納する袋は氏の奥さんの手作りであり、串原の中学生1人1人への卒業記念に笛とセットで贈呈されている。
また、氏の笛は四国のお祭り保存会からの発注も受ける様になっており、利用が全国に広がりつつある。