STORY 恵南地方にまつわる50の物語

明智町 日本大正村

町ごと博物館! 大正時代にタイムスリップ

歴史と情緒あふれる町並みをめぐる

明治と昭和の狭間で花開いた大正文化は、独特の世界観を放っている。
私たちはいつの間にか旧くて新しいその世界に魅了されている。

激動の大正時代とは?

大正時代は1912年から1926年までの15年間という短い期間ながら、現代に繋がる様々な変化が生じた濃密な時代であった。
第一次世界大戦にともなう好景気が始まり、ガス・水道・電気が各家庭に普及され西洋風の生活様式も定着して、現代の私たちのライフスタイルの原型ともいうべき生活が形成されていった。
都市文化、大衆文化が花開き「大正モダン」と呼ばれる華やかな時代で、女性の就労も増え断髪で洋装のモガ(モダンガールの略。男性はモボ)が登場した。
この様な生活様式や流行などを総称して、「大正ロマン」と呼ばれている。
18世紀末から19世紀にかけてヨーロッパで流行した「ロマン主義」の影響を受けており、個人の尊重や恋愛などの感情の動きをありのままに表現することを重視した考えだ。
大正時代に流行した「いのち短し恋せよ乙女」という歌詞や大正ロマンを代表する画家「竹久夢二」の美人画からもうかがうことができる。

明智町・日本大正村

そんな大正時代の文化・建物・自然や人々の生活が息づく中で「大正」を感じることができる、町ぐるみの博物館。それが「日本大正村」だ。
静かな山あいの町・・・・明智町に昭和59年立村、昭和63年開村され、町の有志がボランティアで活性化のために取り組み、様々な事情を克服しながら行政もこれにタイアップして盛り上げている。2015年には大正村役場が「恵那市景観重要建造物」に指定され、伝統ある文化を大切に保存・継承していることが町並みを歩くと感じとることができるだろう。

大正村には、村の人達と一体となり情報を発信していく村長が存在する。高橋美枝子さん、司葉子さんに続き平成27年に竹下景子さんが3代目村長に就任した。2017年5月に「日本大正村おんさい祭」が開催され、竹下景子村長が来村し大女優の登場に会場は多いに盛り上がったそうだ。

大正村及び明智町内では、年間を通して楽しめるイベントも充実している。
3月は明智町内の広大な自然と大正ロマン漂う町並みを駆け抜ける「日本大正村クロスカントリー」が開催され、遠方からの参加者も年々増加している。
5月には明智光秀公ゆかりの地として「光秀まつり」が開催され、鎧武者、鉄砲隊などの武者行列が繰り出し歴史好きにはたまらないイベントだ。
そして6月には大正ロマン館前のバラ園で「日本大正村バラ祭り」が開催され、色鮮やかな美しいバラに酔いしれバザーなども楽しむことができる。
8月には明智町納涼花火大会が開催され、大正時代のレトロな建物を背景に迫力満点の尺玉が鮮やか輝きを放ち、11月には絵画のような紅葉した町並みを散策でき季節ごとに変わる町の魅力を楽しめる。

初めてなのに懐かしい

日本大正村の見どころは満載で、散策コースに迷うことがあるかもしれない。そんな時に見どころをピックアップして紹介してある村内マップが大変便利だ。おすすめモデルコースとして4種類のコースがあり、マップを見ながら街歩き。
一つ目は「おすすめ散策コース」大正時代にタイムスリップしたような懐かしい町並みをゆったりと散策できる。代表的な観光スポットやお店を効率よく巡って、町に魅力を存分に味わいたい。
二つ目は「なりきりハイカラさんコース」歴史と情緒あふれる町並みを、雰囲気に合うはかまを着てお気に入りの場所でシャッターをパチリ!ハイカラさん気分が味わえる。
三つ目は「史跡・歴史探訪コース」史跡が数多く残る明智町。カメラ片手に遠い記憶に思いを馳せる・・・そんなひと時が癒しをもたらしてくれるだろう。
四つ目は「団体様コース」大正村の定番スポットを、地元のボランティアガイドと一緒に散策できる。温かく人情溢れるふれあいが又楽しい。
観光の中心的な場所として「大正村浪漫亭」がリニューアルオープンし、飲食店やお土産店などで賑わっている。

過去の一時代を、一つの町が再現するという試みはかつてどこにも例を見ない。古い建造物、街道、家並みの保存の例は各地にあるが、ここは大正という年代の包蔵する生活文化、思いやりの心をベースにしたもので明智町だけにとどまらず日本人みんなの大正村である。
大正村役場、大正村資料館他、大正の文化に関する資料の収集や展示を整備し、総ての人達が大正の風情にひたれる環境をつくるため今も努力を惜しまない。

INFORMATION

名称
公益財団法人 日本大正村
場所
岐阜県恵那市 明智町1884番地3
お問合せ先
0573-54-3944

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